THE TWICKENHAM SESSIONS 調査報告 by 野崎
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DISC 1 (YDT001-1)
1st Revision / May 2000

Disc 1 Track 1 (11:14) 1969.1/2 Roll 1
1. Don't Let Me Down DDSI 2.3 【既】 既発ではこれより少し前の部分から収録。ジョン・ジョージ・リンゴのみの演奏。
2. Dig A Pony DDSI 2.4 【既】 ジョンの弾き語り。
3. "Everybody Got Song" DDSI 2.5 【既】 おそらく即興の曲。
4. Don't Let Me Down DDSI 2.6 【既】 3.からメドレーになっている。既発には4.の演奏直後が6-7秒長く入っている。
  • このトラックは全て『The 1st Recorded Hour Of The Let It Be Sessinos』(YD)に収録済みで、そちらの方が長い。ロールは同じ。
Disc 1 Track 2 (6:58) 1969.1/3 Roll unknown
1. The Long And Winding Road   【新】 途中から収録。ごく短いもの。
2. Oh! Daring   【新】 演奏後「21 Take1. 11:22等」のコールあり。途中で途切れて終わり。
3. Maxwell's Silver Hammer   【新】 まだ歌詞が未完成か、記憶できていない模様。
4. Unknown   【新】 リンゴのピアノ演奏の最後の2秒分を収録。
  • (1)-(3)は初登場の1/3の音源。いずれもポールがピアノで独り演奏したもの。既発の 「Adagio For Strings」(3.1)に「10:55」とアナウンスがあるので、それより前の演奏である。 
  • ロール番号コールはなし。ブックレットではRoll50/B cameraとなっている。 
  • (4)のあとジョージがBeatles Monthlyを読み上げ、背後ではリンゴがピアノをつま弾いている。この部分を付属ブックレットではトラック3の頭としているが、 正しくはこの位置。 ここの4:48から5:55までは既発(The 3rd Recorded Hour Of The Let It Be Sessions, Track3) だが、別カメラでマイクが異なるため音の聞こえ具合が違っている。 既発ではジョージやポールの声が小さかったが、こちらでは大きく聞こえる。
Disc 1 Track 3 (15:29) 1969.1/3 Roll 13
1. Improvisation
  【新】 途中からの収録。殆どインストゥルメンタルだが、最後にジョージの歌が聞こえる。ベースは演奏されていない。ブックレットでは「Jam“My Name Is Ted”」と表記している。
2. Crackin' Up   【新】 初めはジョージが歌い、後からポールもドラムを叩きながら歌う。
3. Improvisation   【新】 YDはこれを2.の中に含めているが、2.が終わってから改めて演奏されている。ジョージの歌が一部でかすかに聞こえる。ポールがドラム。 ギターにはトレモロがかかっている。
4. Crackin' Up DDSI 3.23 【既】 1バース・1コーラスの演奏。ジョージ・ポールの他に リンゴらしき歌声も聞こえる。
5. All Shook Up DDSI 3.24 【既】 この曲からはポールはベースを弾く。ジョージと ポールが歌っている。
6. Your True Love DDSI 3.25 【既】 5.からメドレーで演奏。ジョージよりポールの歌の方が大きく聞こえる。"True love"の部分はリンゴも歌っているのでは?
7. Blue Suede Shoes DDSI 3.26 【既】 ジョンのボーカルはオフマイク気味。
8. Three Cool Cats DDSI 3.27 【既】 かつてと同じく、ジョージのリード(小さく聞こえる) にジョンとポールがバックボーカルをつける。ジョージのギターにはトレモロがかかっている。
  • YDは1.・2.に3.11c・3.11dと独自のDDSI番号を振っているが、3.11aとbの2曲分がまだ存在する? または記載ミス?
  • 4.-8.は『Rock And Roll』のトラック2などで既に出ていたもの。また、既発ではこの次に 「Blowin' In The Wind」が聞ける。
  • ロール番号のコールはないが既発と同じカメラのロール。910's Guideではロール13となっている。
  • Sulpy氏によると、1.〜3.にはDDSI 3.29/30/31 がそれぞれ与えられ、以降のDDSI番号も繰り下げられる予定。また1.のタイトルは「"Your Name Is Ted" (improvisation)」。
Disc 1 Track 4 (13:43) 1969.1/3 Roll 36 continued, slate 40/42, take 1 (alternate roll)
1. One After 909 DDSI 3.47 【既+新】 既発(『The Get Back Journals』Disc1 Track22)より長く、曲の最初から聞くことができる。音質もずっとよくなっている。
2. "I'll Wait Till Tomorrow" DDSI 3.48 【既】 既発(『Rock And Roll』Track3)より短く、途中で切れてしまう。
3. You Can't Do That DDSI 3.54 【既】 スレイト・コールの間にほんの少し(2断片)聞こえる。
4. Hippy Hippy Shake DDSI 3.55 【既】 途中からの収録で既発(『Rock And Roll』Track3)より短い。
5. Two Of Us DDSI 3.56 【既+新】 既発(『The Get Back Journals』Disc1 Track30・Disc2 Track1)より長く、後半は初登場。2回目のミドルに行く前に終わる。
6. Two Of Us   【新】 一度イントロで中断しもう一度やり直す。ジョンの ハーモニーはたまにしか入らず、殆どポールのソロ・ボーカルになっている。途中で 録音が途切れて終り。
7. Two Of Us   【新】 何度か演奏し直している部分。ジョージも加わって 3声のハーモニーを練習している。途中からの収録で、すぐにトラック終りになる。
  • 信号音の位置の違いから、既発とは別カメラのテープと思われる。既発はRoll 52・B camera(910's Guideより)。
  • 冒頭に「Continuation of roll 36,take1」とのコールがあるが、このロール番号はおかしいのでミスコールかもしれない。
  • 1.の途中で「slate 40」、3.で「next slate 42, take 1」とのコールあり。
  • 2.と3.の間で既発では5曲分聞くことができる。この分のカットは元のテープからあるのだろうか?
Disc 1 Track 5 (8:44) 1969.1/3 Roll unknown (alternate roll)
1. Money DDSI 3.65 【既】 ギターリフのみ。既発より短く終わりの所だけ収録。
2. Give Me Some Truth DDSI 3.66 【既】 始めの所が入っておらず、既発の方が長い。
3. All Things Must Pass DDSI 3.67 【既】 ジョージがコードを弾いただけ。
4. All Things Must Pass DDSI 3.68 【既+新】 既発で切れた後の部分も聞くことができる。ジョンはオルガンを演奏。バンドでは初演のためか、まだどう演奏するか 定まっていない。
  • 信号音の位置の違いから、既発とは別カメラのテープと思われる。
  • 当トラック・既発ともロール番号は不明。
  • ブックレットに記載のある旧DDSI3.58(3.69) 「All Things〜」は収められていない。
  • 既発分は『The Get Back Journals』 Disc 2 Track 8-10で聞ける。
Disc 1 Track 6 (17:46) 1969.1/3, 1/6 Roll unknown, slate 77 slate 78
1. I've Been Good To You DDSI 3.96 【既】 演奏後の部分は既発よりも長い。 YDは、このトラックの初めに鳴っているコードを「Let It Down」としてクレジットしているが (初登場としているのは誤り)、「I've Been〜」の方はクレジットしていない。 なお、3.96という位置は誤りかもしれないが、断定はできない。
2. Instrumental   【新】 インストジャムで、演奏の途中から収録。ポールがドラムを 叩いているためベースは入っていない。タンバリンはリンゴであろう。[(4)のMoneyまでは同様 の編成。]ジョージはワウギターを、ジョンは歪んだ音色のギターを弾いている。
3. Dizzy Miss Lizzy DDSI 6.16 【既】 DDSI6.16は採番ミス。歌なしのインスト。
4. Money DDSI 6.17 【既】 DDSI6.17は採番ミス。ジョン(ジョージかも)のボーカルは一部で小さく聞こえるのみ。
5. Fools Like Me DDSI 6.18 【既】 DDSI6.18は採番ミス。ここからポールはベースに、リンゴはドラムに移る。
6. Sure To Fall DDSI 6.19 【既】 DDSI6.19は採番ミス。ジョンとポールがデュエットで歌う。
7. Right String Wrong Yo-Yo DDSI 6.20 【既】 DDSI6.20は採番ミス。前半はジョージが中心に歌い、後半は ポールが歌う。歌のない部分も多い。
  • 既発とは同じカメラのテープ。ロール番号は不明。
  • 2.でSlate 77コール、6.の始めにSlate78、演奏直後にSync 79のコールあり。
  • 3.-7.は『The Get Back Journals 2』Disc 1 Track 35−39で聞けたが、音質は今回大幅に良くなっている。一部の曲ではドラムが聞き取れなかったものが、こちらでははっきり聞こえる。
Bamiyan氏により、このトラックの演奏の位置はDDSI6.30「Improvisation」の後であるとの指摘がなされている。これは、このトラック中にアナウンスされるスレイト番号からして正しいと思われる。ただし、「I've Been Good To You」については、以下の理由から氏の指摘とは別の位置(違うロール)の演奏の可能性がある。
  1. このトラックの時間は17:46あるが、これは1ロールに収録できる時間(16分台)よりも長い。このため一分何十秒かは別のロールからの音源を継ぎ足している可能性がある。「I've Been〜」の後、1:40からテープが急に(2)Instrumentalに切り替わるが、この1:40分を引くと残りが16:06となり通常の1ロールの長さとなる。なお、(2)以降は切れ目なくテープが続いている。
  2. 6.26「Impro.」から6.30「Impro.」まで、及び当トラックの(2)から(4)まではポールがドラムで、リンゴはタンバリンを担当している。しかし「I've Been〜」の演奏後には、ドラムが鳴った直後にポールがベースを弾きながら歌っている箇所がある。一方、(5)の初めでシールドを楽器につないだ様なノイズが聞こえ、その後からベースが聞こえるようになるので、この時点からポールはベースに移ったと考えられる。このため「I've Been〜」は別の時に演奏されたものと推定される。

現時点では、この演奏がいつのものなのかは断定不能としておく。

Note:
DDSI番号(特記外)および比較する既発のベストソースは『The 910's Guide to The Beatles' Outtakes』 (3rd edition)に従った。
【新】は初登場のもの。
【既+新】一部が既発で一部が初出のもの。
【既】は既に他のブートレッグに収録されたもの。

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