THE TWICKENHAM SESSIONS 調査報告 by 野崎
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DISC 6 (YDT003-2)

Disc 6 Track 1 (5:09) 1969.1/10 Roll 108, Camera A
1. Unknown   【新】 ジョージが少しアカペラで歌っている。曲名不詳。
2. Instrumental   【新】 ポールのピアノのみの演奏。アップテンポな曲。この曲以降の演奏は全て会話の背後に聞こえている状態。
3. Instrumental   【新】 ポールがピアノで音階を上下させてから弾く静かな曲。長さは50秒程度。
4. Instrumental   【新】 少し間を置いてからポールが始める、(3)と似た感じのあるスローな曲。40秒弱の長さ。
5. The Long And Winding Road   【新】 ポールのピアノ弾き語りだが、歌は聞き取り難い。
  • ロール番号コールはなし。ブックレットではRoll 108-Aとなっている。
  • Sulpy・Schweighardt共著『Get Back』にも記載のない初登場テープ。
Disc 6 Track 2 (16:36) 1969.1/10 Roll 109, Camera A, Slate 201
1. Let It Be     【新】 ポールのピアノ弾き語り。途中からの収録で10秒程で終る。このトラックでも途中まではリンゴ・ジョージ達の会話の背後に演奏が聞こえる。
2. Don't Let Me Down   【新】 ポールによるこの曲のピアノ弾き語り。 
3. Maxwell's Silver Hammer   【新】 ポールのピアノ弾き語り。会話の輪にいる誰かが何かを叩いてリズムをとっている。曲の途中で演奏をやめる。
4. I've Got A Feeling     【新】 ピアノ弾き語りでポールが演奏する。演奏中にジョンとヨーコが到着。
5. The Long And Winding Road     【新】 ポールのピアノ弾き語り(曲は短縮版)。この曲の演奏後、ポールとディック・ジェイムズがいる方のマイクに入力が切り替わり、以降は会話の背後にならずに演奏を聞くことができる。
6. Instrumental   【新】 ポールはジェイムズと話をしながらピアノをつま弾き、ディレイ効果を試している。その後グリン・ジョンズと話してから変拍子の短いピアノ・インストを演奏する。
7. Get Back   【新】 ポールがピアノを弾き、コーラスから歌い始める。「... Martin」のバースと民族についてのバースを歌っている。グリンが低音のバックボーカルをつけている。
8. Get Back   【新】 引き続きポールのピアノ弾き語り。今度はバースから始める。
9. I've Got A Feeling   【新】 ポールのピアノ弾き語り。途中でテープが切れて終る。ブックレットにはクレジットされていない。
  • Roll 109/A camera/Slate 201。
  • 書籍『Get Back』にも記載のない初登場のロール。
Disc 6 Track 3 (7:55) 1969.1/10 Roll 110, Camera A, Slate 201 continued
1. I've Got A Feeling   【新】 トラック2-(9)の続き。ポールがピアノを弾いており、歌も一部で聞き取れる。会話の方のマイクに切り替わっているため、背後に演奏が聞こえる状態に再びなっている。
2. Get Back   【新】 ポールのピアノ弾き語り。歌はかろうじて聞き取れるが、(1)同様会話の方が大きい。最後に「Lady Madonna」のフレーズを弾いて終える。ブックレットではこれを単独でクレジットしている。
3. Get Back     【新】 会話中にジョージがほんの少し口ずさんだもの。
  • Roll 110/A camera/Slate 201(cont.)。トラック後半でSlate 203コールあり。
  • 書籍『Get Back』にも載っていなかった初登場音源(会話部分が多い)。
Disc 6 Track 4 (7:22) 1969.1/10 Roll 112, Camera A
1. Get Back   【新】 ポールがベースを弾きながら軽く演奏する(Pakisitanisの詞)。ジョージはワウ・ギターを弾いている。
2. Get Back   【新】 ジョンが歌い始め、他のメンバーも加わる。ジョンは全編を通して歌っており、ポールとのツインボーカルになっている。第1・4バースはLorettaで、第2はJo-Jo、第3はPakistanisについての詞になっている(正規テイクとは違いが多い)。
バースが4回とギターソロが2回ある構成になっている。また、この段階ではジョージが2回ともソロを弾いている。
3. Hi-Heeled Sneakers DDSI 10.4 【既】 ジョンとポールがリードボーカル。ジョンのギターソロの後の第3バースでテープが切れる(既発も)。『The Get Back Journals』 Disc 5 Track 9に収録済み。
  • ロール番号アナウンスはなし。ブックレットと910's Guideでは共にRoll 112-Aとなっている。
  • (1)(2)は『Get Back』にも記載のなかった初登場音源。
Disc 6 Track 5 (8:53) 1969.1/10 Roll 113, Camera A, Slate 205 continued
1. Hi-Heeled Sneakers DDSI 10.5 【既】 前のトラックの(3)の続き。ジョンがおそらく2回目のギターソロを弾いており、演奏はそこで終る。『The Get Back Journals』Disc5 Track9に収録されている。
2. Long Tall Sally   【新】 ジョンによるギターソロ部分の演奏。
3. Get Back   【新】 ジョンがシャウトを始めて、コーラスのみ演奏する。
4. Instrumental   【新】 ジョージのギターにリンゴがドラムを合わせ始め、次第に残りの2人も加わったインスト・ジャムになる。ブックレットでは(3)と合わせて「Get Back (Jam)」とクレジットされている。
5. Get Back   【新】 うまくいかず2回やり直している。ポールとジョンのツインボーカルになっているが第2バースは殆どジョン一人の歌になっている。
構成:イントロ−第1バース(Loretta)/コーラス−第2バース(Jo-Jo)/コーラス−ギターソロ1(ジョージ)/コーラス−第3バース(Pakistanis)/コーラス−ギターソロ2(ジョン)。ここで演奏止まる 。
このあと2回目のギターソロからエンディングの部分のリハーサルが続く。ブックレットではこれらを分けて数えている。
  • Roll 113/A camera/Slate 205(cont.)。
  • (1)以外は『Get Back』にも載っていない新音源。(1)は既発でも同じロールから収録している。
Disc 6 Track 6 (12:36) 1969.1/10 Roll 118, Camera A, Slate 210
1. Improvisation   【新】 途中から収録。ジョージ(一時)脱退の影響で残った3人は非常に荒々しい演奏を行い、ヨーコが叫び声をあげている(Don't worryと言っている様にも聞こえる)。最後に「A Quick One While He's A Way」のリフがつく。演奏後もフィードバック音が鳴っている。
2. Improvisation   【新】 フィードバックを背後にヨーコのうめきとドラム・ギターでの即興が演奏される。ジョンのリフが曲らしさを与えている。ブックレットでDDSI10.11(旧)となっているのは間違いで、DDSI番号のない初登場の演奏。
3. Improvisation   【新】 フィードバックが響く中、再度リンゴはドラムを叩きまくり、ジョンはギターをかき鳴らし、ヨーコはうめき声をあげる。
4. I've Got A Feeling   【新】 ジョンの呼びかけで始まる非常にワイルドな演奏。ジョンのギターはかなり歪んでいる。完奏し、演奏後に少しジャムがつく。なお、この後のヨーデルを真似た部分がブックレットには「Yodeling Jam」とクレジットされている。
5. Don't Let Me Down     【新】 ジョージがいないので、ジョンが歪ませたギターでイントロを弾いて始める。これも荒々しい演奏で、ここではコーダのついたバージョン。
6. Till There Was You DDSI 10.11 【既】 ポールがベースを弾きながら少しだけ歌ったもの。 
7. Come On Everybody   【新】 ジョンが始めるとポールとリンゴもすぐについてくる。ジョンは1行だけ歌い、その後少しして演奏が崩れてしまう。
ブックレットではこの後「Unknown」として1曲カウントしているが(おそらくポールがベースで弾いているメロディーのことだろう)、ここでは割愛する。
8. Maxwell's Silver Hammer DDSI 10.12 【既】 ポールがベースを弾きながら少し歌っただけ。
9. Mack The Knife DDSI 10.13 【既】 リンゴが速いリズムを刻んでいると、ジョンが数行歌う。
10. Teddy Boy   【既】 ポールが歌っているが、曲の冒頭1行にも満たないためか『Get Back』ではクレジットされていない。一応ここでは取り上げておく。ブックレットで新音源としているのは誤り。
11. Maxwell's Silver Hammer DDSI 10.14  【既】 ジョンが大げさな感じで歌っている(歌詞を即興で作りながら)。第1バース終りでテープが切れる(既発と同様)。
  • Roll 118/A camera。(4)の途中でSlate 210コールが入る。
  • このトラックからはジョージが脱退して不在時の音源となる。
  • 『Get Back』に未記載の新音源を多く含むトラック。
  • 既発分は、(6)が『The Get Back Journals 2』Disc 8 Track 6に、(8)〜(10)が同Track 7-8に収録。信号音の鳴る位置、最後のテープの切れ方とも同じなので、これらの部分は両者のロールは同じものである。
Disc 6 Track 7 (11:41) 1969.1/10 Roll 119, Camera A
1. Maxwell's Silver Hammer DDSI 10.15 【既】 バース途中から収録。即興の詞で、ファルセットを使ってジョンが歌っている。
2. Don't Be Cruel DDSI 10.16 【既】 ジョンが鼻にかかった声で歌っている。間に「In The Middle Of An Island」を挿む。
3. "On A Sunny Island" ~ The Peanut Vendor ~ Groovin' ~ I Got Stung DDSI 10.17 【既】 同じバッキングで様々な曲が歌われる混成曲。“On A Sunny 〜”はポールがリードボーカル。その後ジョンとポールによる口笛や動物の鳴き真似のかけ合いがある。「The Peanut Vendor」はポールがメロディーラインを歌い、その後「Brazil」とも歌っている。「Groovin'」はジョンがタイトルラインを何度か口にしただけのもの。「I Got 〜」はポールがプレスリーを真似て歌い、タイトルフレーズは裏声で入れている。
4. The Peanut Vendor DDSI 10.18 【既】 キーを変えて、もう一度少しだけ演奏したもの。
5. It's Only Make Believe DDSI 10.19 【既】 初めはジョンが歌うが、第2バースからはポールが歌っている(2人とも大げさに)。途中で会話が被さる。
6. "Through A London Window" DDSI 10.20 【既】 ポールが歌っているが、自作かカバーか不明。
終った後にもう一度少しだけ演奏するのが既発では聞けるが、ここではカットされている。
  • Roll 119/A camera。Slate番号コールはなし。
  • 既発分は『The Get Back Journals 2』Disc 8 Track 8(の途中)-14で聞ける。ロールは同じである。
Note:
DDSI番号(特記外)および比較する既発のベストソースは『The 910's Guide to The Beatles' Outtakes』 (3rd edition)に従った。
【新】は初登場のもの。
【既+新】一部が既発で一部が初出のもの。
【既】は既に他のブートレッグに収録されたもの。

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